酒井農園有機日記@伊豆大島

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zoom RSS 堆肥、腐葉土の仕様自粛問題・・・要望を出してきました。

<<   作成日時 : 2011/07/28 19:48   >>

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最近報道で注目されている放射性物質を含む稲わらを食べた牛肉が放射性物質に汚染されており、それが流通ルートに載ってしまった事件。

ここから派生したのか、ここにきて落葉や牛糞等を原料とした堆肥・腐葉土でも放射能汚染の可能性があるとして東北、関東(甲信も?)圏内での堆肥の使用を自粛するようにとの指示が出たようです。

報道で流れていますが、個々の農家に通達が届いているわけではありません。

この一連の流れ、はっきり言ってバカバカしいほどに遅すぎます。

そんな危険があることは3月15日の水素爆発で大量の放射性物質が放出されたことが判明した3月下旬ないし4月上旬には予測できたことであり、その時点で何らかの指示を出してなければおかしいのです。

 この堆肥や腐葉土の危険性の件は私はこの場で何度か訴えてきました。たとえ表土の放射性物質の量が少なくても堆肥というものは広範囲から大量の落ち葉を集めてくるものです。

単位面積当たりの放射性物資の量が少なくても堆肥を製造する場合は大量の落ち葉を集めてくるものであり、且つ、分解によってその堆積はは大幅に小さくなる。ということは単位量の放射性物質の割合は高くなり、危険な水準になる可能性もある。

農業をやっていれば当然気が付くことであって早い段階から対策が練られるべきことです。

私は科学肥料や農薬を一切使わず野菜を作っていますので自力で落ち葉を集めてきて堆肥化し、苗づくりや畑の土壌を肥やしています。落ち葉というと秋というイメージが強いのですがツバキや椎の木類のような照葉樹林帯では若葉が出る時期からが落ち葉の季節です。つまり3月以降落葉したものは当然放射性物質が付着した状態で堆積します。

アスファルトの路上で且つ坂になっているところであれば雨が続けばある程度放射性物質が洗い流されていると思われますが傾斜の弱いところや土の上に堆積したものに関してはほとんどそのまま残ってしまう可能性があります。

この状況では落ち葉を集めることによって自分で自分の畑を汚染する可能性もあり、春先に落葉を集めるかどうか判断に迷いました。
そこで役場などに調査を依頼したのですが・・・芳しくありませんでした。

ただ、大島町としては公共施設の放射線を独自に調査するために危惧の購入を予算案に出すとのことでした(全会一致で可決されました)。

しかし、落ち葉は季節ものであり、また、いつまでも路上に放置されているものではありません。雨で濡れるとスリップの元になりますし、景観上もよくないので行政の方で定期的な路上清掃によって除去してしまいます。

予算の可決・購入うぃおを待っていられませんし、多くの要望に同時にこたえることは困難でり、個々の農家の土壌や堆肥を検査してもらえる可能性は低い。

やむを得ず自腹で簡易ガイガーカウンターを購入しました。

自分の畑や集めた落葉を測定したところ、とりあえずはビックリするほど高い数値は出ませんでしたが0ではない数値。0.03〜0.28μsv/hといった数値の間で振れ、平均すると0.10とか0.15といった数値です。
迷いましたがとりあえず確実に危険という数値ではないので落ち葉を集めました。

と、その後のこの「堆肥、腐葉土の使用自粛要請」・・・

アホか???!!!!遅すぎるだろ対応が!!!

まあ、どのみち私のガイガーカウンターはあくまでも現場の作業員が人体に危険を及ぼす被曝をしないように。という設定の機器であって、土壌の検査として信用できる機器ではありません。

本日改めて大島町の産業課と総務課(町長室)、東京都大島支庁の産業課に直接伺って要望をしてきました。

一つは農地の土壌検査の件、一つは現在堆積している落葉や伐採した樹木を回収してチップに加工しているもののなど、これからたい肥化するべき有機物の放射性物質の検査、そしてまだ落ちていないツバキの葉・実の検査です。

ツバキに関しては実際は深刻な問題です。茶と同じ仲間であるツバキは茶と同じように古い葉に付着した放射性物質が5月に出た新芽に取り込まれている可能性があります。
この葉は来年の春に落葉し、堆肥として集められるものです。
更にツバキの実に取り込まれるとしたらツバキ油に影響が出てしまいます。

このような危険性は素人が考えても当然予測できるものです。

しかし、検査の結果、万が一汚染されていることが判明すればとなれば大変な打撃となります。

そのことから検査結果を見たくない、検査はすべきでないという意見が出るかもしれません。

しかし、それでは今回の牛肉や先の茶の検査拒否と同じ状況になります。

流通してから汚染が発覚すれば、それはもう大島のツバキ油は未来永劫信用を失うことになります。
危険性が認識されているのに前もって対応を練らなければ結果として最大限の打撃を受けることになります。

汚染されているかどうかしっかりと確認し、汚染されているとなればそれは賠償の問題なのです。

私たち農業に携わる者も個々の問題として認識し、行政任せにしてはいけません。自ら危険性があることを認識し、注意を払い、しっかりと検査、調査を要求してゆくこと。
それが今できる、そして将来農業を継続するためにできる数少ない対応だと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
補足致しますが、今年のツバキの葉と実はある程度セシウムが検出されることは覚悟しなければならないと思います。それが危険な数値か気にすることはない数値かはわかりません。しかし確認することが重要です。

しかし、汚染物質が今年のうちにある程度ツバキの木から落ち葉や実に集中させることによって排出されれば来年以降は問題のない数値となることは充分に考えられます。

1回に隠蔽で当分の間信用されないか、それともしっかりと報告することによって1度は出荷出来ない可能性があるかもしれないが、それによって来年以降の信頼を勝得ることができるか。

どのみち正直に、真っ直ぐにやるしかないのです。
さかい
2011/07/29 22:53
ごもっともです(・v・)/
汚染牛にしても、報道では「汚染された稲藁を食べさせていた問題・・・」と言っていますが、「食べさせていた稲藁が汚染されていた問題・・・」のはずです。
どうも、暗に農家が悪いようなニュアンスになっているのが気になります。
どうも、どこの組織も(マスコミも含め)信用できないのはもう否めないような・・・(',')
本当に、一個人、個人が真っ直ぐにですね。
私は今日も「粗にして野だが卑ではない」を胸に、真っ当に仕事しますよ(^.^)
トガシ
2011/07/31 09:03

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